ジークアクスの鶴巻監督、ちゃんとガンダムファンだった

ガンダムシリーズの最新作である『GQuuuuuuX』（ジークアクス）。テレビ放映を終えて、監督の鶴巻和哉氏に改めて制作意図を振り返ってもらった。

――鶴巻さんご自身はガンダムシリーズはずっとお好きでいらしたんですね。

ガンダムは巨大なコンテンツですし、20代から60代までの男性のうちでガンダムが好きな人は本当にたくさんいますよね。

僕自身は例えばオルタナティブ（＊3）の『（機動戦士ガンダム）SEED』 とか『（機動戦士ガンダム）00』なども含めて全部詳しいというわけではないのですが、少なくとも宇宙世紀（＊4）のエピソードに関しては、まあ好きで、いわゆる宇宙世紀オタクではあるんですよ。小社社長の庵野秀明は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』（＊5）の同人誌の責任編集をやったりしているくらいですし。シリーズ構成・脚本の榎戸洋司さん筆頭に、みな密度の濃いガンダムオタクが今回作のクリエーティブチームを構成していると言っていいでしょうね。